急増中の新型うつ病~専門医による適切な治療が必要です~

新型うつの症状と対策

頭を抱える男性

症状の現れ方と注意点

うつ病といえば四六時中やる気が起きなかったり、食事や睡眠など日常生活にも支障がでるほどの精神状態が特徴として知られています。もちろん、これはある程度症状が悪化した場合のケースですが、こうなる前に適切な診断、治療が行われることによって早期完治も可能な病気です。ただ、最近ではこうした一般的に知られているうつ病の特徴とはまた異なった症状が現れる病も増加傾向にあります。それが新型うつ病、所謂非定型うつ病と呼ばれるものです。新型うつ病は比較的若年層に多い病で、いらだちやストレスの原因が自分ではなく周りの人間、環境に向いているのが特徴です。一般的に知られているうつ病の場合、真面目な性格の人が日々のストレスによって気力をなくし、自分を責め続けて症状が悪化していきます。その点、新型うつ病の場合、気力がなくなるのはストレスが多くなる仕事場などに限られており、そうなるのは職場や上司、同僚が原因だと考えてしまうのです。こうしたストレスのない場所、例えば飲み会やプライベートの場では逆に元気になることが多いため、周りの人間からはただの怠け者だと判断される傾向があります。もちろん、中には本当にただ怠けているだけという人もいるでしょうが、仮に当人が新型うつ病であった場合、周りからの叱咤や説教等がさらに症状を悪化させていくことも考えられるため注意が必要です。とはいっても、怠けと新型うつ病との見極めは素人では判断が難しいものです。気になる症状がある、部下や同僚でもしかしたらと少しでも疑いがあるという場合には早急に専門の医療機関を受診することが大切になってきます。

医療機関への受診

専門の医療機関を受診する最大のメリットはより正確な診断が下せるという点です。診断が下されればそれに応じた治療、カウンセリングを開始していくことができます。もちろん、人によってその状況は異なってきますが、出来るだけ早い段階で何かしらの対策を打っていくことによってより早期の回復、社会復帰が可能になってくるのです。新型うつ病は定型うつ病に比べると治療期間が長くなる傾向にあります。これは処方薬による治療だけでなく、カウンセリングによる長期的な治療計画が必要になってくるからです。新型うつ病の場合、これまで生きてきた中で形成されてきた思考傾向が根本的な原因となるケースがあります。もちろん、すべてのケースがそうというわけではありませんが、まずはその問題点をカウンセリングによって導き出し、どう向き合っていくかがポイントとなってくるのです。具体的な気分の落ち込みや睡眠障害、食欲異常などの症状が出ている場合には医療機関で処方される専門性の高い薬が必要になります。こうした薬は急に中断することによって治まりかけていた症状をぶり返してしまう恐れもあるため、自己判断で中止するのは危険です。そのため、医療機関を受診して治療を進めるという場合には、継続的に利用する際に負担の少ないところ、好みに合ったところを優先的にピックアップしていくことが大切です。自分にどれだけ合った医療機関、主治医を見つけることができるのか、治療に向き合う際には事前の情報収集や医師との相性も押さえておくと良いでしょう。